或る阿呆の哲学

「え、だって明日死ぬかもしれないじゃない」と生き急いでいるフリーライターのあれこれ。

私がガントチャートさんと仲良くできない2つの大きな理由【フリーライター120日目】

2016年、「ガントチャートをお仕事で使いこなす」という目標を掲げていました。しかし、早くも挫折……。

ウィークリー・バーチカル・マンスリー・デイリーなどのさまざまな手帳・スケジュール帳から自分の好みやライフスタイルに合ったタイプを選ぶように、ガントチャートも向いているか向いていないかをしっかり考えないといけませんね。

 

今回は、私がガントチャートに向いていなかった理由と、今後どう仕事を効率よく計画・見直ししていくかを検討していきます。

 

そもそもガントチャートとは、

70年代に米国の経営コンサルタントヘンリー・ガント氏が考案したチャート。
ガントチャート(Gantt chart)とは棒グラフの一種で、横棒によって作業の進捗状況を表しプロジェクト管理や生産管理などで工程管理に用いられる表のこと。

見開きの横軸が1ヶ月のマンスリーになっており、縦軸に複数のプロジェクトなどを並べれば、全体の進行状況などを俯瞰して見やすい。

 というように、作業の進捗状況などを視覚化するのに長けているものですね。多くが1ヶ月単位以上になっているので、過程・現状・計画が一目でわかります。メモなどを書き込むと言うより、チェックすることに長けていますね。

 

私がガントチャートを使おうと思った理由は、

・依頼をいただいてから締め切りまでの日数を視覚的に把握したかった

・仕事にいろいろな段階がある(草案、修正、文字校正、内容修正、入稿など)ので、どの段階をいつやるかの計画を立てたかった。

 

わざわざ自分でも作ってみたのですが、有効活用できず……。

 

ガントチャートさんを使いこなせなかった理由は、主に2つあります。

向いていない理由①計画に不可欠な「かかる時間」がわからない!

計画は、「作業にかかる時間」・「自分が作業にかけられる時間」を基準に立てるものですよね。私は、「作業にかかる時間」がわからず、計画を立てる手がかりが足りません。それゆえに、ガントチャートの魅力のひとつ、「計画」の視覚的把握を、生かしきれないのです。

ご依頼いただく案件ごとに得意不得意・難易がある上に、同じ案件の中の同じ作業でも、かかる時間がまったく違います。調べ物が多くなるページもあれば、調べなくても事足りることもあります。

ですから、「この作業には○○分かかるから、1日△件ずつこなして、~日までに終わらせよう」という計画を立てることができないのです。

 

向いてない理由②アナログメモ魔

ガントチャートの特徴「メモ」ではなく「チェック」するだけで状況把握ができるという点ですが、これも生かしきれませんでした。

私はアナログ人間です。とにかく思ったこと・やるべきことを書き出したいのです。

ですから、「やったことをチェックする」「できなかったことは矢印で次の日に回す」という単純な記号チェックが苦手なのです。

「今日は急な案件が入って無理だったーわぁん」とか顔文字つきで書きたいのです。

 

さよなら、仕事管理ガントチャートさん。ただいま、リスト化

こんな感じで、ガントチャートさんをまったく生かしきれなかったので、仕事の管理はウィークリーバーチカル&そこらへんの紙で行うスタイルに戻るころにしました。

・1週間でやるべき仕事をリスト化

・作業に使える時間をバーチカルの時間軸に確保

→それぞれの作業をする日を決める

 

その日にできなかったこととかも、ぜんぶアナログメモで対応します。

こんな感じの2015年スタイルで仕事を管理していくことにしました。

 

さらに、前半(火~木)・後半(金~日)に分けて、木曜日の夜にタスク調整をすることにしました。

 

計画立てもチェックもできない私にはガントチャートは向いていませんでした……。

リスト化と、締め切りに間に合わせるためのいろんなメモや調整を逐一やっていくスタイルに落ち着きました。

 

ウィークリーが好き、マンスリーが便利、というように、手帳のタイプにはさまざまで、それをライフスタイルやお仕事によって使い分けていますよね。それと同じように、「ガントチャートはいいものだから使わなきゃ」と思う必要はないとうことですね。

私のように、ガントチャートが向いていないと言う人も、逆に「ガントチャートないと死ぬぅ」という方もいるでしょう。

 

ただ、ガントチャートを習慣記録として使うことには興味があるので、またガントチャートと向き合いたいです( ˙³˙)