或る阿呆の哲学

「え、だって明日死ぬかもしれないじゃない」と生き急いでいるフリーライターのあれこれ。

フリーライター歴1ヶ月の私が、4社に5本の仕事をいただけた話①【フリーライター29日目】

 前回、私がフリーライターを始めて1ヶ月で何件もお仕事をいただけて、それは運による部分が大きいとお話しました。

 

y-kitamura-65.hatenablog.com

運でだけで成功できる世界ではないですが、運によるところも大きい世界なのです。

私が始めてお仕事をいただいたのも、運でした。

初めての依頼主は、100人中99人の応募を蹴る人

後々聞いたお話ですが、初めての依頼主の下には、HPを通じて毎日1件はフリーライターや在宅ワーカーから応募があるそうです。しかし、彼は99%の応募を断っているそうです。その理由は、

①住んでいる地域が遠く、会って打ち合わせしたり、人となりを見たりすることができない

②「執筆」ではなく「校正(執筆された原稿を修正する作業)」の希望が多かった(校正はご自身でやられるそうです)

③だいたいの仕事は自分だけで完了できるので、そもそも依頼する必要がない

私は、この3つの理由を超える、つまり「会って打ち合わせでき、執筆希望者で、ご自身では終わらせられない仕事量があった」1%、100人の1人の存在だったそうです。

私が一番幸運だと感じたのは、ご自身ではやりきれない仕事が存在したことです。このタイミングのよさは、運としか言いようがありません。依頼主様も、「仕事が余ってなきゃ、応募に返信しなかったよ」とおっしゃっていました。

初めての仕事は、200語英文

 テスト内容は、「中学2年生までの文法・単語を用いた200語英文の執筆」を2本でした。1本は物語の和訳、もう1本はあるテーマに沿った200語英文でした。おそらく、文法レベルをある程度コントロールして英訳ができるかを確かめられているんだなと感じました。

 実は、この200語英文が、ご自身で手が回らなくなったお仕事なのです。普段は、手が回らないと判断した場合は断られるのですが、新規のクライアントだったので、受けられたそうです。そのときちょうど、「会える場所に住んでいて、英語の執筆希望」の私の応募があったのです。そして、テストライティングとして、200語英文を2本依頼していただけたのです。

もちろん新規のクライアントなので、十分に校正され、ネイティブの英会話講師の方にも校正を依頼されたそうです。こうして、テストライティングは終了。

クライアントにその英文をお送りしたところ、とても高く評価してくださったようで、お礼のメールが私にも転送されてきました。とってもとっても嬉しかったです。

それをきっかけに、2つ目のお仕事もいただくことができました。

じゃあ、運がなければ無理ってこと?

少なくとも、私には無理だったでしょう。

26歳、卒業した大学も特別いいわけではない、英語執筆希望なのに英語関係の学部を卒業していない(どちらかというと国語)という、「ちょっと任せてみようかな」と依頼されるような条件ではありません。

私はたまたま運がよかったのだと言ってしまえばそれまでなのですが、「やってみよう→応募しよう!」の間がめちゃくちゃ早かったことが、今回のグッドタイミングにつながったのだと確信しています。

私は10月15日に退職し、翌日16日に応募し、その日の夜にはテストライティングの執筆に取り掛かっていました。善は急げってやつですね。

運のいい人は、行動が早い人だと聞いたこともありますし、そのような本も出版されています。

スピードの速さは、運のよさに転化する。 | 運がいい人の30の習慣 | HappyLifeStyle

 

運がいいとき、「なに」が起こっているのか?

運がいいとき、「なに」が起こっているのか?

 

 「できるのかな……」いいえ、動かない限りは何もできません、運も動きだしません。

先方も、「この人なら大丈夫だろう」と最初から思っているわけないのです。

「テストと思って、何か任せていただけないでしょうか。御社に不必要だと判断していただくのは、それからではダメでしょうか」と言ってもいいとさえ思います。「あなただから」任せる、それは、2回目からの仕事で十分なのです。

「自分」を雇ってもらう会社員とちがい、「自分の能力」を雇ってもらうフリーランサーは、それゆえに大変なこともたくさんあります。「もういいや」と順調だったお仕事がなくなることもあります。しかし、自分の能力が必要とされ、それが報酬につながるというのは、とてもやりがいを感じることです。

フリーライターのお仕事は、タイミングと能力が勝負です、運よくタイミングをつかむには早く行動することです!

 

次回は、「またこいつの運かよ……」と思われるような、「出版社の方に紹介していただく」お話をしたいと思います。